なぜライターになったのか

プロフィール

こんにちは、みせなおこ(三瀬尚子)です。

私は現在、コピーライターとして、起業家や企業とお仕事をさせていただいています。
本日は、そのライターという仕事を選んだ理由について、お話しいたします。

夫=弁護士は、ハイリスク!

私が、ライターという、パソコン1台あれば、どこでも仕事できるという自由度の高い仕事を選んだ理由は、夫の職業が弁護士だからです。

一般的に、夫が弁護士というと多くの方に
「ドラマの世界みたいに、裁判に勝ってバーンと稼ぐんでしょ!」
「セレブ妻〜♡優雅な暮らしができるんでしょうね」

と誤解されます。

誤解です!笑

日本の弁護士って、ドラマや小説に出てくるキャラクターよりも、ずっと地味でハードワークでメンタル的にキツイ仕事です。

まず、日本の裁判は、基本的に書面を提出して進んでいきます。アメリカの某ドラマみたいに、法廷で論破して終わりってことはありません!

クライアントから事情を聞き、事実を精査し、証拠になり得そうなものを集め、証拠にしたり、主張として書面にまとめたり、膨大な事務作業を秘書と一緒にこなします。地味です。

しかも、裁判にまでなるということは、クライアントの今後の人生を大きく左右するような問題なのです。企業であれば上場廃止の危機や、経営にダメージを受けるような額の損害賠償、契約問題など、個人であっても離婚や破産、労働問題や相続など、どのクライアントも必死ですがってくるものばかりです。
他人の人生の危機をサポートするのですから、プレッシャーも大きいですよね。

そして、何より、弁護士はハードワークです。
多くの弁護士は、朝9〜10時頃から終電まで、忙しい時はそれ以上(タクシーで帰宅)という生活を送っています。
(※勤務する事務所によって差が大きいです。)

というわけで、弁護士という最難関の国家試験に合格した方々は、かなり激務をこなされていて(だから、報酬も高い場合が多い。)、鬱など心の健康を崩しやすいのです。

夫を支えながら子どもを育てるためには?

さてここで、想像してみてください。
夫婦揃って馴染みのない東京(実家は飛行機で行く距離)で、子どもを育てながら、弁護士の夫と暮らす生活を。

・育児は週6〜7ワンオペ
・家事はすべて私
・夫の体調&メンタル管理も必要
・稼ぎは普通よりは多い(はず。個人事業主だから社会保障ないけど。)

この条件をみたら、専業主婦しかないか・・と思われる方が多いのではないでしょうか?
でも、1つ忘れていますよ。

弁護士は鬱になりやすい職だということを!
そして、鬱になれば長期間働けなくなり、収入もなくなるということを。

もちろん、夫はそんなことにならない!と信じることもできます。しかしながら、私はの場合は法律事務所で勤務していた経験があり、面識ある先生が2人も鬱になり苦しまれていたことを知っています(鬱は、誰にでも起こると実感)。夫だけは大丈夫なんてとても思えませんでした。

加えて、私は夫を応援したかったんです。
せっかく夢を叶えて掴んだ「弁護士」という職です。より理想を実現できるように、勉強したりスキルアップしたり、転職したり、好きなようにしてほしい。家族を負担に思うのではなく、応援団のように感じながら楽しんで仕事をしてほしい(希望)。

だから、もし夫が不調で仕事を休みたいと言ったり、大学院で学び直したいと言ったりしても、「いいよ」と言ってあげられるように、私も働いて、収入の柱を複数持っておきたいと思っていたんです。

とはいえ、育児も、夫のサポートもしながら働くことになるので、企業に勤めるのはハードルが高すぎます。できれば、自宅で、働く時間や量も自分で決められて、臨機応変に変えられる仕事がいいなぁと、わがまま放題に思っていました。

ライターは”働きたいママ”にぴったりの仕事!

<仕事に求める条件>
・在宅でできる
・働く時間を自由に決められる(子どもの昼寝中、夜寝た後など)
・仕事の量を自由に決められる(子どもや夫の体調や状況に合わせる必要あり)
・私でもできる

こんな都合のよい仕事って、本当にあるの?

そう思っていましたが、ありました。それがライターです。

ライターは、パソコン一台あれば、世界中どこでだって、24時間いつだって、仕事できます。そして、仕事を受ける量を自分で調整することができる働き方(フリーランスや裁量労働制)を選択すれば、自分や家族のスケジュールに応じて業務量をコントロールできます。

そして、一番不安があった「私にもできるのか?」という点。

こちらについては、まず通信講座で基礎を学びました。この講座を受講中に、課題以上に色々とライティングをしてみて、「仕事として書いていけそうか?」「毎日、ライティングしても辛くないか?」など、自分の感覚を確認しました。

最終的に、私は書くことが楽しくて、いつの間にか夢中になって時間を忘れている・・・ということに気がつき、ライターという仕事に適性を感じられるようになりました。

その後、タイミングよく尊敬する有名起業家がライターを募集されていて、試験に合格することができ、未経験ながらもライターとして働けるようになりました。ただただ幸運でした。

以上が、私がライターという仕事を選んだ理由と、ライターになるまでの簡単な経緯です。
あまりに現実的な理由で、驚かれたかもしれませんね。

でも、この「ライター」という仕事を選び、努力できたからこそ、2人目の子の妊娠中も出産後も休みなく働けましたし、夫もどんどん夢を叶え続けています(この辺りのお話は、別に書きますね)。

私が一番伝えたいことは、働きたいならどんな状況でも働けるということです。
そして、自分を制限しがちなママや主婦に、「ライター」という可能性があるよと伝えたいのです。


お読みいただき、ありがとうございました。

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